前文 後編 20240906



あくまで自分から見たAちゃんは天衣無縫という言葉がピッタリだった。
「冴えた光が揺らいではぱっと弾けるようなオーラが漂っている。」とか! 「まわりの空気を煌めかせている!」とくぁ! 我ながらオエッとするようなチープな表現をつらつら書いた。だが、私は体系と確率とゲームの「生物」を選択した者である。なぜそう感じたのかという分析が肝要である。
単純にかわいいなとか相談に乗ってくれて優しいなと思ったのも絶対にあるはずだが、「常に背筋をシャキッと伸ばしながら笑っている」という特徴が恐らく理由だろう。その清々しさを「強さ」と捉えた。心が澱みやすい自分にとっては単純にそれが羨ましかったのだと思う。こうなってみたいなという理想像のある種の答えだった。

2024年春頃。
脳内会議開会。
改革派②「”この年は理学部に行けず、留年した。”、じゃねえんだよ! ポケーッと留年してられっか! という訳で留年中に何か利益を得ましょう。筋トレです!」
改革派①「おお、良いではないか、②! 体を鍛える過程で心も強くなるであろうぞ! あと英語力も鍛えようぞ、バイト先で周りよりは使えていることに浮かれる体たらくであるからな!」
改革派(3)「筋肉~? 欲しい! 欲しい!」
英語の強化 賛成10 反対1 可決
保守派②「筋トレについては反対です。合気道と相性が悪い!」
保守派(3)「めんどくさい」
モドキ「筋トレを試してみてそれで問題があったなら途中でやめればいいのではないでしょうか。」
アオリ「現状に不満はあるのに動くのが怖いだけではァ?」
ヒネクレ「…棄権する」
保守派①「合気道と相性が悪いのは重々承知の上だが…!」
改革派①「悩んでおるのか①。いいではないか、たまには我々に任せても」
保守派②「あなたは保守派の①でしょう。裏切るのですか!?」
中学生「今まだったら僕は筋肉欲しいなー」
高校生「俺は反対です。今まで培ったもの、これから培うものを手放すことになるのは如何なものかと」
筋トレ 賛成7 反対2 棄権2 可決
という感じで心から泥を一掃し軽くするために春から筋トレ始めてまーす。
以上。